Oct 29, 2012

tiny 08

手になじむまで時間がかかるものは
それに比例して愛着も増すように思う。




Marimekkoの定番JOKAPOIKAの
シャツ生地で作られているバンダナ。
毎シーズン出るものではないけれど、
新色が出る度に少しずつ集めてきた。


JOKAPOIKA特有のハリのある生地感ゆえに
おろしたては少々心許ない。
けれどもしばらく使っていくうちに、少しずつ
少しずつハリの中に柔らかさが加わり、
吸水性と肌触りが良くなる。

そうなるとこのバンダナは手離せなくなる。
大きさや厚みがちょうど良いので、
拭くにも巻くにも敷くにも頼りになる。

結果、毎日選ぶのもついついこのシリーズに
偏ってしまい、いくら丈夫なシャツ生地でも
初期のものになると所々色褪せが見られるように
なってきた。
が、それはそれで良い味わいと思っている。


残念ながらfennicaでの取り扱いもここ数年無いので、
新しい仲間が加わる事はないけれど、今手元にあるものは
どんなに色褪せても、くたびれても、これからも変わらず
ずっと使い続けているだろうと思うのです。

Oct 13, 2012

Green and Reed

ヘルシンキの蚤の市。

賑やかな色柄のフィンランドデザインが
あれやこれやと店先に陳列されている。
更には商品を並べるテーブルにも、
当たり前のようにマリメッコの鮮やかな
クロスが敷いてあったりと会場は見て回る
だけでも目を楽しませる。





そんな中で目に入った淡い草色のグラス。
カイフランクがデザインしたKaltioより
一回り小さいサイズで、刻印等は一切無く
年代もいつのものかは分からない。
所々で色ムラがあったり、ガラスの表面も
微妙に波打っている事から現代のものでは
ないようだが、何よりも手に収まるこの大きさが
思いの外使い勝手があり、なにかと日々活躍
している。






もう1つはARTEKでみつけた葦のバスケット。
編みの密度が高く、重量感のある所が
日本の籠とは違う点。
すっきりとした表情と、横から見た時の
立ち上がる直線が美しい。
こちらは果物を入れるととても美味しそうに見える。



どちらもとてもシンプルでありながら
いつまでも眺めていたくなります。